1 最初のご相談(リーガル・カウンセリングと無料診断)
当事務所では,皆様から電話又はメールでお問合せがあった場合,事件を受任するか否かにかかわらず,すべての案件について「リーガル・カウンセリング」あるいは「無料診断」を実施しています。
「リーガル・カウンセリング」とは,特定の事件に限らず,皆様が抱える様々な生活上のお悩みを伺い,法律的な問題を中心としながらも,それだけでなく,心理的・感情的な問題にもお答えしようというものです。漠然としたお悩みでも結構です。
当事務所には専門的な心理カウンセラーがいるわけではありませんので,心理的・感情的な問題については,必ずしも適切な解決策をご提示できないかもしれません。しかし,法律家の視点から皆様のお悩みを伺うことで,少しでも皆様の心の癒しになりたいと考えています。
「無料診断」とは,特定の事件について,相談者から事案の概要や手持ち資料を確認し,事件の見通しや考え得る複数の解決方法と事件処理に要する費用(弁護士費用及び実費)の見積りを示したうえで,費用対効果を踏まえたご提案をするというものです。単なる「無料法律相談」(限られた時間内で相談者の質問事項に答える相談)とは異なります。
ときには,弁護士への依頼を必要としない事案(相談者ご自身で解決できる事案など),費用対効果の点から弁護士への依頼に向かない事案,弁護士に依頼しても相談者の期待される結果を得られない事案などもあります。そのような場合には受任をお断りすることもありますが,解決困難な事件や手間のかかる事件であっても,相談者がご希望される場合には,できる限りご期待に沿えるよう最善を尽くして取り組んでいます。
「リーガル・カウンセリング」あるいは「無料診断」までのお問合せ・ご相談については,一切相談料はかかりませんので,お気軽にお問い合わせください(ご依頼のあった案件については,「無料診断」後も相談料は一切かかりません)。
ここで,「無料」とはいっても,「実際には事件の依頼を断りづらくなるのではないか」,「無料で相談するのは気が引ける」などと思われた方がいるかもしれませんが,ご心配には及びません。当事務所としても,多くの方々からお問合せ・ご相談いただくことは,多種多様な事案を検討することで,弁護士の能力向上にもつながりますので,たとえ受任に至らなくても,大変有益なことです。また,無理をして当事務所の時間的・能力的な限界を超えるところまでご相談やご依頼を受け付けることはいたしません。
ですので,皆様には,気兼ねなく,お問合せ・ご相談いただきたいと思います。
2 継続相談(相談1回当たり1.1万円~2.2万円,時間制限なし)
事案の性質あるいは相談者のご希望によっては,事件を受任せず,法律相談を継続して,相談者がお持ちの資料をもとに,より詳細な事案分析を行い,これに加えて当事務所で準備した資料をもとに事件の見通しを立てるなど,法的なアドバイス等を行うというケースもあります。このような場合には,継続相談(有料)という形で対応いたします。
継続相談(法律相談)につきましては,一般的な法律事務所では30分5,000円程度の相談料がかかるというケースが多いようです。しかし,1回の相談の所要時間は1時間を超えることも多く,相談者としては,相談時間の長さに価値があるのではなく,1回の相談でどれだけ有益な情報を得られるかが重要な問題ですので,時間制は必ずしも合理的な料金体系ではないと思います。時間制にすると,相談者は,時間が気になって安心してじっくりと相談することができません。弁護士としても,相談時間だけに拘束されるわけではなく,相談までの資料収集や事案分析などの準備に相当の時間を費やすことになるので,時間制を採用するのであれば準備に要した時間もカウントしたいところですが,そうすると相談料が不明瞭になってしまいます。
そこで,当事務所では,時間制(タイムチャージ)を採用せず,所要時間にかかわらず,準備に要する労力・時間等に応じて,1回1万1000円ないし2万2000円の相談料でお引き受けしております。相談料については,事前にご説明いたします。
当事務所では,できるだけ効率的な法律相談を実施するよう心掛けており,入念な準備をしたうえで法律相談に臨んでいます。